皆さん！こんにちは。公社のもりかわです🌱
お久しぶりとなってしまいましたが、今回は1年ぶりに帰ってきた「ミドラボ」×「二コニコのデザイン」交流会の様子をレポートします！

「ミドラボ」は東京工芸大学と神奈川県住宅供給公社の皆さんが神奈川県厚木市にある緑ヶ丘団地にて団地再生事業を行うプロジェクトです。
私たちと同じく大学×公社の連携した取り組みを行っており、「ニコニコのデザイン」の先輩にあたります。
昨年度はミドラボの活動拠点である神奈川県厚木市にお邪魔しましたが、なんと今年は大阪にお越しくださいました👏

大阪まで来ていただけることになり、ニコニコチームも張り切って準備を進めています😊

まず初めに、大阪府住宅供給公社で行っている団地再生の先行事例である茶山台団地をご案内します。最寄り駅である泉ヶ丘駅からスタートし、周辺の地域環境から学びます。

少し寄り道をして、地域のコミュニティスペース「泉北ラボ」にもお邪魔しました。
訪問当日も様々な年代の方が利用されており、落ち着きのあるおしゃれな空間に建築学部である皆さんの想像力も膨らみます。

そこから歩いて15分ほどの茶山台団地に到着！

はじめに団地内の丘の上にある総菜屋さん兼食堂「やまわけキッチン」を見学します。
団地内外関わらず、どなたでも利用することができ、会話を楽しみながらお食事がいただける「やまわけキッチン」。500円台から定食を食べることができ、テイクアウト・配達も行っています。
空き家だった住戸をリノベーションし、住民さんと共にDIYで仕上げた店内は親しみを感じられます。
やまわけキッチンのスタッフさん・食堂を利用している住民さんにお話を伺うことができ、和気あいあいとした雰囲気を感じることができました。

次は「DIYのいえ」に向かいます。

「DIYのいえ」は団地内にある初⼼者でも安心してDIYを始めることができるワークスペースです。
「DIYサポーターズ」という専門スタッフが工具の使い方を教えてくれたり、DIYのアドバイスをしてくれるので、気軽に相談しながらDIYを楽しむことができます。
DIYのいえの前に到着すると、待ってくれていたかのように「DIYサポーターズ」が迎え入れてくれました。

部屋の中には無料で利用できる工具や、作成中の家具が並んでいました。
住民さんが団地のサイズに合わせた棚を作っているところだと教えてくれました。

工具以外にもペンキの試し塗りをしてみたり、壁紙も種類豊富に揃っていたりと、DIYのあれこれがなんでも揃っているDIYのいえに興味津々のミドラボチーム。
DIYサポーターズが作り出すアットホームな雰囲気もDIYのいえの魅力です。

ツアーはどんどん進み、「茶山台としょかん」にもやってきました。
住民さんが読まなくなった本を持ち寄って、利用の減った団地の集会所をみんなが交流できる場所に生まれ変わらせたのが「茶山台としょかん」です。
小学生向けの宿題サポート・高齢者向けのスマホ相談会・みんなでおかずを1品持ち寄るオトナカイギなどを通して様々な年代の方が利用されています。

「としょがかり」という運営スタッフさんが常駐しているので、子どもたちだけでも安心して利用できます。日常の様子や運営で気を付けていることなどを直接伺うことができました。住民さんと一緒にペイントを行った茶山台としょかんの壁で記念撮影も行いました。

茶山台としょかんの隣で毎週土曜日やっている新鮮野菜販売「ちゃやマルシェ」や、「茶山台レモンの会」が栽培を行うレモン畑を通り過ぎ、最後の目的地「7棟集会所」に向かいます。

この日7棟集会所では「茶山の子食堂」という名前の子ども食堂が開催されていました。
子供たちがたくさん集まってきて、不思議そうに視察の様子を見ていましたが、おいしいご飯の紹介もしてくれました。

昨年度クラウドファンディングを行い、リノベーションされたばかりの広い厨房では、せっせと準備が進められていました。
7棟集会所では日によって自家製酵母のドーナツや手作りパン、そして大阪らしいたこやきまで！さまざまな軽食が楽しめます。
気ままに集まっておしゃべりができる皆さんの居場所として人気を集めているようです。

こうして茶山台団地の見学ツアーは終了。
1000戸ほどある広い団地内を歩いて回り、運営者さんやいつも利用されている住民さんに直接話を聞ける機会は、学生さんにとって大変貴重な経験になったのではないかと思います。
他団地の取り組みを見ることが、良い刺激になっていれば嬉しいです😊

午後は大阪電気通信大学に移動し、それぞれのプロジェクトの取り組み発表と意見交換会を行います。交流会のメインパートの様子は後編にてご紹介しますので、お楽しみに！

 

東京工芸大学×神奈川県住宅供給公社で取り組む「ミドラボ」についてはこちら