皆さんこんにちは。
今回は「ミドラボ」×「二コニコのデザイン」交流会~後編~の様子をレポートします!
前編では茶山台団地の見学についてレポートしましたが、後編ではメインイベントである意見交換会の様子をお届けします!(前編はこちらから)
後半戦はニコニコのデザインの学生が通う大阪電気通信大学 寝屋川キャンパスに場所を移してスタートします。

最初に建築学部の皆さんが通っている校舎を案内してもらいました。
建築コンペで選ばれた学生がデザインした中庭はとても開放的で緑が素敵な空間でした。

校舎の中は凹凸が特徴的な吹き抜けの建物で、建築を学ぶための設備が整っていました。
学内見学が終わると、講義室に移動し、意見交換会に入っていきます。
最初に大阪・神奈川それぞれの住宅供給公社があいさつ・企業紹介を行いました。
公社ってそもそもどんな企業?というところから、団地再生における地域との関わり方や考え方を教えていただきました。
ニコニコのデザインやミドラボに参加したばかりの学生もおり、今後プロジェクトに取り組んでいく目的や意義を考えるきっかけとなりました。

次に大阪電気通信大学の学生が「ニコニコのデザイン」について発表を行います。
ニコニコのデザインを卒業した先輩である大学院のメンバーも発表に参加してくれました。
ニコニコのデザインが直接住民さんと関わる活動をスタートしてから約4年経ちますが、それぞれの年代で行ったイベントや団地をよくする提案の紹介があり、そこから得た学びと感想を時系列で知ることができました。「団地を知る」活動からスタートし、自分たちのアイデアで「団地を動かす」活動が増えてきていますね。
続いて東京工芸大学の学生による「ミドラボ」の活動発表が行われました。
ミドラボの活動は、森田教授の研究室の学生と「団地サポーター」と呼ばれる団地に住んでいる学生の2チームに分かれています。
両方のチームが「ミドリバ」というリノベーションされたばかりの集会所を、気軽に立ち寄れる場所にするため、月1回以上は住民交流イベントを行っているそうです。
また、団地の敷地内にベンチを制作したり、住戸内の遮光に関する実験を行ったりと、活動を通して建築の視点に立った学びも得ているそうです。

発表は次々進み、東京工芸大学の森田先生と大阪電気通信大学の北澤先生の講義の時間となりました。
地域の価値創出を目指した団地のリノベーションデザインの紹介や、来年度リノベーションされる香里三井団地の集会所設計の詳細など、団地に必要とされているデザインの考え方を学ぶことができました。
最後は今日のまとめとなるグループディスカッションを行います。
3チームに分かれて今日学んだ内容から、興味を持ったこと・団地で実現したいことをグループごとにまとめ、発表を行います。
まずは簡単に思いついたことを書いてみて、グループ分けを行っています。
1日でたくさんのことを吸収したからか、意見もたくさん出てくるようです。
少人数の班に分かれて意見交換を行ったので、全員に発言する時間があり、今日学んだことを整理するのにも有意義な時間となりました。

意見交換を終えた後の発表では、団地の良いところ・改善が必要なところを分けて、気づいたことを発表していた班もありましたし、
今日と今までの経験の中での課題解決として、住民さんに喜んでもらえるイベントやワークショップの提案を発表した班もありました。

こうして盛りだくさんの一日が終わり、最後は笑顔で記念撮影📷
ほとんどの学生が初対面でしたが、1日を一緒に過ごすうちに仲良く打ち解けていました。
団地での活動で得られる学びや悩み、嬉しさは共感できることが非常に多く、活動の励みになったと思います。
また、意見交換をすることで、自分たちでは思いつけなかった解決策やアドバイスも得ることができたと感じます。
今日の経験がこれからの活動への情熱やヒントとなれば、団地でさらに面白いことが出来そうですね!どちらのプロジェクトも今後がとても楽しみです。期待しています😊
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